小満

行くすゑは誰肌ふれむ紅の花

松尾芭蕉

 

小満(しょうまん)は、5月21日頃、および雨水までの期間を指します。

麦の穂が実り、少し満ちてきたという状況を表しているとされます。いつしか万物が次第に成長して満ち始める時期と解釈されるようになります。とくに植物は青々と若葉たちが清気に満ち溢れます。

季節に応じて衣替えをしはじめる時期でもあります。 学校や官庁などでは6月1日になると制服が変わりますが、最近は実際の気温に合わせて移行していきます。