霜降

霜降

門を出れば我も行人秋のくれ

与謝蕪村

 

霜降(そうこう)は、10月23日頃、および立冬までの期間を指します。

その時の通り、霜が降りてくる頃です。日増しに気温が下がり日脚の短さを肌に感じるようになります。昔であれば冬支度をしていたかもしれません。秋が惜しまれてくるのではないでしょうか。 

十二支における亥の月である旧暦10月の亥の日に催される収穫祭を「亥の子」と言います。特に西日本では盛んにおこなわれ「亥の子祭り」とも呼ばれます。古代中国から伝わる行事で、子だくさんな猪にあやかり子孫繁栄を祈願していました。稲刈りの時期と重なり収穫祭の意味合いになっていったと言われています。

この際に「亥の子餅」と呼ばれる大豆、小豆、ささげ、ごま、栗、柿、糖の7種を粉にして混ぜ合わせた餅を家族で食べたとされます。万病を除くという言い伝えがあるようです。 

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