秋立つや雲は流れて風見ゆる
三浦樗良
立秋(りっしゅう)は、8月8日頃、および処暑までの期間を指します。
秋が立つと書きますが、現代ではこの時期に秋の気配を感じるのは難しいかもしれません。昔は、日が落ちて風が吹き蜩の声が聞こえてきたときの涼しさで、秋を感じ取っていたのかもしれません。
お盆は先祖の魂祭りを中心とした7月15日前後に行いますが、一か月遅れで8月に行う地域が多いとされます。一般には8月13日夕方から15・16日にかけての行事とされます。ですが、その期間については地域によって必ずしも一定ではありません。
13日の朝に先祖をもてなす為の棚を盆棚と言い、胡瓜や茄子でつくった精霊馬や落雁などの盆菓子を供えます。
また、この時期に盆踊りが盛んに行われます。念仏踊りが原型とされますが、お盆の先祖供養とともに現在の形に結び付いたと言います。この世の人々の生きる喜びと先祖への感謝を表現しています。