白露

白露

白露に鏡のごとき御空かな

川端茅舎

 

白露(はくろ)は、9月8日頃、および秋分までの期間を指します。

空気中の水蒸気が冷えて露となり、白くなる様子を表しています。太陽の光が当たり一面の露がきらきらとなる光景が目に浮かびます。 ようやく秋めいてくる季節です。

 古来、9が重なる日はめでたいとされていました。9月9日、9月19日、9月29日に長寿と健康を祈ります。9月9日は特にめでたいとされ、「重陽の節句」「菊の節句」「栗の節句」「御九日(おくんち)」などとも呼ばれます。中国では古くから縁起が良いとされ、この日に菊酒を酌み交わし長寿と無病息災を祈る風習が日本に伝わり秋の収穫祭と習合して祝われるようになります。

栗と米を一緒に炊いた栗ご飯などで収穫を感謝し 、現在では各地で祭礼が行われており有名なものでは「長崎くんち」などがあります。

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