おもひなし木の葉ちる夜や星の数
水間 沾徳
小雪(しょうせつ)は、11月22日頃、および大雪までの期間を指します。
北国や山岳地帯では、雪が見られるようになる頃です。そして、北風が木の葉を舞い散らしていきます。この時期、平地では、雪の季節というより落ち葉の季節という方がぴったりくるのではないでしょうか。
11月23日は、かつては新嘗祭(にいなめさい)といって、農作物の収穫に感謝する日でした。 「新嘗」は、新(にい)の饗(あえ)が変化した言葉でごちそうをもてなすという意味です。
昭和23年以降は、勤労感謝の日として祝日に制定されています。「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨とした日であり、労働とそれによる生産物に感謝する日です。
実りへの感謝も、勤労への感謝も忘れないようにしなければいけませんね。