小寒

小寒

寒月の光をちらす千鳥かな

夏目成美

 

小寒(しょうかん)は、1月5日頃、および大寒までの期間を指します。

年が明けて1月5日頃を指す小寒は、これまで以上に寒さが度を増すことから「寒の入り」を表します。晩春とも呼ばれ、まさに冬本番となり、寒の明けである立春が待ち遠しい季節になります。

また1月7日は、正月の行事を終わらせる人日の節句(じんじつのせっく)といいます。七草粥で若菜の生命を取り入れて、通常の生活に戻っていきます。

七草粥は7種の野菜と野草を入れた粥で万病除けと邪気払いに良いとされ1年間の無病息災を祈ります。

七草は、せり、なずな、ごぎょうお、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろでそれぞれ効能を持っており正月で疲れ体調を整える薬草のような働きをするので理にかなった食べ物といえます。

若菜からみずみずしい生命力を得てこの1年を健康に過ごしましょう。

 

 

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