大雪

大雪

冬の雲いつ沈みたる夕日かな

大谷 繞石

 

大雪(たいせつ)は、12月7日頃、および冬至までの期間を指します。

「雪いよいよ降り重ねる折からなればなり」と『暦便覧』にあるとおり、もう雪が降り積もっている地方もあることでしょう。この時期になると、日に日に寒さが増していきます。

旧暦12月8日にその年の農作業の終わりとした行事を事納めと言います。現在は12月8日に事納めを行い、正月行事の準備を始める日でもあります。かつて、この日は「目一つ小僧」という魔物がやってくるとされており、それを追い払うために目の多い篭を棒に括り付け高々と掲げていたそうです。

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