処暑

処暑

道くれて稲のさかりぞちからなる

加藤暁台

 

処暑(しょしょ)は、8月23日頃、および白露までの期間を指します。

「処」は落ち着くといった意味を持つ漢字で、暑さが次第におさまる時期を表しています。残暑はまだ厳しいかもしれませんが、涼しさを感じる日も少なくないと思います。空気の変わりを感じられ稲が実りをはじめます。

8月23・24日に関西を中心に地蔵盆と呼ばれる行事が行われます。生あるものを教え導く地蔵菩薩は子供の成長を守り子供を救う存在とされてきました。そんな地蔵菩薩を子供たちが中心に祀ったことがはじまりとされています。

ことに京都では各町内ごとに子供の行事として行われ、白粉(おしろい)をつけた地蔵の前にテントを張りむしろを敷いて子供たちはそこで一日を過ごします。お供えしたお菓子などを持ち帰る風習が今も残っています。

ブログに戻る